大切な人達よ
「それってあれのこと~?

紅高校が最近華ノ宮高等学校の生徒に集団リンチしてることと、それを桜坂高校が止めて、紅高と桜坂高がピリピリしてるってことだよね~」


そう僕が言うと
「その事じゃよ、最近華ノ宮高等学校にとても被害者が出てるからそろそろうちのとこも本格的に捜査しないとと思っての~、一様危ない仕事だから頭がいい生徒会長様に行ってもらおうと、」


まぁちゃんと理由はあったんだね~


でもさ~、「だったら尚更梓っちと澪華以外の僕らの方がいいと思うけどな~、だってばれたときにヤバイことになるのは目に見えてるしさ~?だったら男の子の方がいいと思うな~?」


わざわざ僕らの大好きな生徒会長様を易々と敵のアジトに行かせちゃダメだと思うんだよね~
「お主らは文化祭のときのせいで桜坂高校の生徒会の奴らに顔が知られておるじゃろ?」


あっ、そういえばそうだった!


文化祭の時に代表挨拶で熱を出して休んでた澪華以外が全員で挨拶しちゃったんだったよ~


その時バッチリ桜坂高校の生徒会の人達と目が合っちゃったもんね~


変装したって桜坂高校の生徒会長は見抜けると思うし、っていうか見抜けなかったら人の上に立つ人として失格だもんね~


あっ、でも僕ら2年じゃないよ!今年高校生になったんだ!中3なのに高校の生徒会になったのは“あの人達”にめんどいからって押し付けたからなんだよ、酷いよね


っと、話がとんじゃった詳しいことは後で教えまーす!


「でも、僕らが、情報、集める、」

あっ、春馬いいこといってる~。


桜坂高校と紅高校の情報なんて僕らのハッカーの実力があればすぐに探れるのに~


「阿呆か、学校の問題で生徒に犯罪しろなんて言うわけなかろうに、」


まぁ、確かにハッカーは犯罪行為だけどさ~
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