捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「それは……。……鳴にもいつかはちゃんと会わせなきゃと思ってるよ」
「あの男のときみたいに流されちゃだめだからね。気付いたら会う羽目になってて、なんかよくわからないけど同居して……なんて絶対だめ」
「涼さんは特殊ケースだから」
「ならいいけど。なんにせよ、翠には幸せになってほしいよ」
「ありがと。芽衣子も彼氏さんと仲良くね」
「おかげさまで。のろけてあげよっか?」
「すみません、社長。そろそろ休憩時間が終わりそうなので」
「まだあと十分も残ってるでしょ!」
あはは、と芽衣子と一緒に笑う。
涼さんとのことはなんにも解決していないし、私の気持ちだってどこへ向ければいいか決まっていないけれど、話せる人がいるのはいいことだとしみじみ思った。
***
「あの男のときみたいに流されちゃだめだからね。気付いたら会う羽目になってて、なんかよくわからないけど同居して……なんて絶対だめ」
「涼さんは特殊ケースだから」
「ならいいけど。なんにせよ、翠には幸せになってほしいよ」
「ありがと。芽衣子も彼氏さんと仲良くね」
「おかげさまで。のろけてあげよっか?」
「すみません、社長。そろそろ休憩時間が終わりそうなので」
「まだあと十分も残ってるでしょ!」
あはは、と芽衣子と一緒に笑う。
涼さんとのことはなんにも解決していないし、私の気持ちだってどこへ向ければいいか決まっていないけれど、話せる人がいるのはいいことだとしみじみ思った。
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