甘い恋には程遠い

ははっ。なんやねん…
大神。かっこええ。

慧「気持ち悪いな、何か、俺。
めちゃくちゃキザなやつみたい。」

桃花「そんな事ない。
大神はかっこええ。」

慧「そりゃどーも。」

学校に近付くにつれて
緊張もなくなってきて
着く頃にはもういつもの
私に戻ってた。

桃花「…それでな、結局、一恋が
別の店行くって言い始めてさ。
私の1時間は何やってんってなったわ。」

慧「うん。…そっか。」

桃花「…大神?…どうした?」

慧「あ、いや。ごめん。何でもない。」
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