甘い恋には程遠い

桃花「やっぱり今日はさ、外食やなくて
私、お母さんの料理食べたい!」

慧「何で?」

桃花「大神のおふくろの味?
てやつ。知りたいやん。
私、彼女やし。これからガッチリ
大神の胃袋掴まなあかんし。」

慧「言っとくけど。あの人。
料理、上手くないよ。
多分、食べたらガッカリするよ。」

桃花「美味しい料理やから幸せ。
とかやないねんで。愛情たっぷりの
料理やから幸せやねん。
聞こえる?この音。」

慧「音?」

桃花「久しぶりに大神が
帰ってきてくれたから
お母さん、大神の好物用意しようと
今、頑張ってくれてんで。
めちゃくちゃ慌てながらも。
冷蔵庫の中掻っ攫って一生懸命。」
< 347 / 488 >

この作品をシェア

pagetop