無気力な一匹オオカミ男子に懐かれました。
気が付けば階段下の廊下に、蓮水くんを下敷きにして倒れ込んでいて。


ど、どうしよう。蓮水くんまで巻き込んじゃった!


「いってー……」


蓮水くんが声をあげた瞬間、ハッとしてその場に置きあがる。


「ご、ごめんなさい! 蓮水くん、大丈夫!?」


するとそこで、彼もまたむくっと起き上がって。


「……あぁ、なんとか。そっちも無事?」


すぐに起き上がれるところからして、重症ではないみたいだ。よかった。


「あ、うん。私は大丈夫っ。ほんとにごめんね。ありがとう」


「いや、まぁ、朝比奈がケガしてないならよかったけど」


なんて、意外にも優しい彼の言葉にドキッとしてしまう。


というか、私の名前ちゃんと覚えててくれたんだ。



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