俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
袖をツンツンと引っ張られ「これこれ」と、イタズラっぽくワクワクした声でその資料を見せてくる。
うひひ…と、悪く笑っているあたり、嫌な予感はしたのだが。
「見て見てこれ。おまえの元カノ。ゲロマドンナ」
「………」
やはり…。
なずなが指を差していたのは、俺の元カノである薫の顔写真…。
やっぱりな…。
なずなの表情は冷やかしのニヤニヤ顔となっている。
くっ…!ここで軽く残酷物語。
しかし、やっぱり。
薫はレディクラの一員になっていたか…。
薫とは、一月半前になずなの元へ連れていってから、たまにLINEが来る。
『元気?』とか、特に他愛もない連絡であったが。
まさか、薫も田丸さんの件に関わっているのか?…と、思うと複雑なワケで。
「あのゲロマドンナ、この、あのレディクラブだかやってたのか。まあ、上昇志向でキツそうだもんな。胸デカいし」
「………」
胸関係ねー。
「っつーか、ゲロマドンナいるならレディクラブじゃなくて、ゲロマドンナクラブにすりゃいいじゃんね?…クックッ」
「…こら!ゲロマドンナはやめろ!」