俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
あんなことがあって、噂になって。
そして、俺は彼氏の林崎さんに因縁つけられたというのに。
で、二人は別れる原因となったのに、なおまだ来るのか!
ああぁぁ…何だ、この娘は!
それに、申し訳ないけど。
過ちを犯した相手と、やんややんややってる場合ではない。
俺には、なずなを探しだすというミッションがあるのに!
「富岡さん、ごめんっ!今ちょっと…」
振り切ろうと思ったが、離れようとすると腕をガシッと掴まれる。
つ、捕まえられた!
「え?何?…それより、春休みの予定出た?教えて教えて?」
「ま、まだわかんない…じゃなくて!」
そっちも退かないのか!
結構な執念だ。
とんでもない根性だな!
ここはビシッと言わなくては…いいや、言おう。
好きな人いるんで、デートできません。
…御堂さんにも、こうはっきり言えば良かったんだけど。
「と、富岡さん、俺っ…」
「彼女いないんでしょー?なら、いーじゃん!私と遊んでも?ね?ね?」
「えっ!」
何か、先手を取られた気分だ!