俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~

「おおぉぉ!…お味のほどは?」

「普通に美味かった」

「…ああぁぁ!そこはちゃんと食レポ風に言ってくんなきゃ!」



いつものような、普通の会話モードになってしまった。

ホッとしてるし、悪くはないはずだけど。

あれだけ意気込んで、トラップ回避しながら捜索してたのに。

勢い殺されたような気もしていた。



当初の目的が…。



このまま話を切り出すことが出来ずに終わってしまったら、困る。



「…そういや、さっぽろグリエ。どうする?いつ行く?」



…とは、言いながらも。

心の準備がイマイチ整ってなくて、取り敢えずの話題を振ってしまう。



「おっ。おおぉぉ!そ、そうだ!そうだ!…特上サーロイン二枚!」

「…おまえ、本当に二枚食べるのか」

「食べる!食べるよー!肉汁ブシャー!…やっぱり無しとか、玲於奈みたいに『太るからやめた方がいいんじゃないスカ』とか言うなよ?!言うなよ?!」

「言うか」


< 424 / 492 >

この作品をシェア

pagetop