俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
全然二枚食べてもいいんだけど、なずなの口から、あのもさ男の名前が出て来て、ちょっとイラッとしてしまった。
あのもさ男に、そんなこと言われてるのか…!
しかし、そこでイラッとした態度を見せてはいけない。
小さい男だと思われたくないからな。
そんな気持ちを抑えて、話を続ける。
「…で、いつにすんのよ。いつなら空いてる?春休み中は?」
「うーん。ちょっと待って」
スマホのカレンダーを見ながら、何か考えてるようだ。
「…夜は飛び込みで依頼入ってきたりもするのか?」
「それはたまにだから。…あ、春休み中なら4月がいいかな。月末、ちょっとゴタゴタしてて…」
「夜ならいつでも空いてるから、合わせる」
「…伶士だって忙しいんじゃないの?」
「俺?全然大丈夫」
「あ、ほんと」
と、いうか。万が一予定が被ったとしても、キャンセルしてそっちを優先させる。
そうでもしないと、この忙しい陰陽師とは約束が取り付けられないような気がする。
一緒に…いたいんだよ。
少しでも。