俺様部長のめしつかい
最初はもちろん、
やめてよっ!
って思ってたけど、
これが不思議でさ…
だんだんぼーっとしてきて、
頭がふわぁっとしてきて、
体の力も抜けて、
終いには、
舌まで絡んでたのに
私ってば、
ふっつーに受け入れてた。
どのくらい時間が経ったのかわかんないけど、
気づけばぐったりして
うなだれてたんだよね、私。
頭の中がとろとろになってて…
あぁ、情な。
こんなやつに、仕留められるとは。
「あっれー?どした?」
私から離れた志崎は、
机に手をついて、もたれている。
「……」
「さっきの強気は?」
「…んー」
「もしかして、
俺様のキスがよかったとか?」
志崎は勝ち誇った顔をすると、
目を細めた。
正直に言うと、うん。
めちゃくちゃよかった。
すごくうまかった…