俺様部長のめしつかい


「え?何?」

受けとってよく見てみると、
ここの水族館のロゴが入ってる、
小さな紙の袋だ。

「ごほうび」
「え?!えー?」

ごほうびってほんとにあったの?
急いで袋の中を見てみると…

「あれ?これって…」

私が湊斗に選んだ
かにのボールペンの
ペンギンバージョンじゃん!


自分は文句言っときながら、
私にこれを選んでるとかどゆこと?!


「何でペンギンにしたの?」
「お前、ペンギン見てる時が
一番嬉しそうだったから」


ちょっ…
真面目に答えんなー!

嬉しくてドキドキするじゃん!


「あ、ありがとう…」
「この俺様が与えたものなんだからな、
めちゃくちゃ大切に使えよ。
壊したりなくしたりしたら死刑だぞ」
「うん……」


何でだろう?

泣きそうなんだけど…


いつもパシりしかしてこない湊斗が、
まさかこんなことしてくれるなんて!



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