ベジタブルハンバーガー
「ありがと、上野くん
助かりました
やっぱり若い子に頼むべきだね
昨日ムリしてやったら
腰痛くなっちゃって…」
「いつでも言ってください」
「残業代、何がいい?」
「え?」
「時間、過ぎちゃったから…」
「そんなの別にいいです」
「ハンバーガー…
あ、私と一緒に行きたくないよね
…
ハイ…帰りに買いなよ!」
篠田さんが財布から1000円札を出した
「なんですか?」
「帰りにハンバーガー食べて帰って…」
気にしてたのかな?
前に断わったの
「一緒に行きませんか?」
「ん?」
「帰りに、一緒に…
待ってるんで…」
「ん?オバサンと?
友達に見つかったら
お母さんと来てるのかな?って
思われちゃうよ」
「そんなこと、ないです
うちの親
篠田さんみたいに、かわいくないし…」
「上野くん
そんなお世辞も言えるようになったんだ」
「お世辞なんか…
ただ、一緒に行きたかったから…」
「ありがと
お腹空いたね~
じゃあ、もうすぐであがりだから
待っててね」