あの日の初恋を君に〜六人の主人公〜
英美里の言葉に「俺も聞いた」と大地が声を上げる。瀧も「俺も聞いたじゃけん」と答えた。この伝説は有名な話らしい。

「みんなも聞いたんだ。あたしもローザさんから教えてもらったよ」

「僕も古い文献に書いてあったのを見つけたばい」

伝説の花を探すなど、あまりにも馬鹿げたことかもしれない。しかし、それしか瑠花を助ける方法はないのだ。未来は口を開く。

「その花を探してもいいかな?瑠花ちゃんを助けたい!」

「この状況で反対する奴なんているわけないだろ」

大地が言い、英美里たちも頷いた。

「花がありそうな場所を探してみるね」と英美里。

「俺と瀧は花の場所を知ってそうな人に声をかけていこうぜ」と大地が言い、瀧が頷く。

「僕は文献を調べ続けるばい」

そう言い、帆高は部屋から出て行く。どうやら文献をいくつか持って来ているようだ。未来は英美里たちにお礼を言い、帆高のあとを追う。胸が高鳴っていった。
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