あわよくば泡になりたい

声無き声

幼稚園の時、私は正義感を強く持つ子供だったそうだ。

幼稚園随一の不良幼稚園児とも対等に渡り合える程の度胸と無鉄砲さを兼ね備えていた。

横浜の幼稚園から卒園した私は今の地元の小学校に通い始めた。

そこから始まったのだ。

私が今でさえも悩み続ける元凶と、人に気を使うことを覚えたのは。

小学生になると私は虐められっ子になっていた。

靴を隠されたりとか物質的な虐めでは無いが、無視されたりと言う精神的な虐めを受けた。
< 3 / 8 >

この作品をシェア

pagetop