年上の旦那様は若奥様にメロメロです!!

 憂いも一掃されて、落ち着いた日々が戻ってきた。
 私は社交にほどほどに参加しつつ、公爵邸でのんびりと過ごしている。

 大体はマロンと遊んで、そのあとは刺繍や編み物をしたり、読書をしてゆったりと過ごしている。

 公爵夫人の肩書は、少し荷が重くもあるけれど穏やかで落ち着いた暮らしをさせてくれるハルバート様には感謝しかない。

 そして、一緒に過ごすうちに芽生えた気持ちは大きくなっていくばかり。

 私に甘く優しい旦那様に、気づけば惹かれて恋に落ちた。
 そして、旦那様も私を大切に想ってくれている。

 父と母が亡くなった時には、もうこんな穏やかな生活は望めないと思っていたのに。

 私の素敵な旦那様のおかげで、とっても幸せだ。

 私の生活はまだまだこれからだけれど、お披露目までの間は侯爵夫人としての教養を身に着ける時間でもあり、少しだけ忙しくなりそう。

 それでも頑張れるのはひとえに、相思相愛になった旦那様のおかげである。

Fin



 
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