トップリーガーの恋②~おまえの未来にトライする~
「奈々さん、お待たせしました」

奈々は、理桜と一緒にやって来た女性を見て挨拶する。
「日比谷奈々と申します」

「師長の片瀬です。お迎えに来ていただいてありがとうございます」

「とんでもない。澪ちゃんは私にとって大切な友人です」

「ご主人が忙しいと聞いているので、近くに頼れる方がいて安心です。明日はお休みにしたのでお任せしてもよろしいですか?」

「もちろんです。理桜ちゃん、澪ちゃんの荷物をもらえる?」

「はい!今持ってきます」

理桜が取りに行っている間に澪を起こす。

「澪ちゃん。澪ちゃん」

澪は、うっすらと目を開けるが状況がわからない。見慣れた職場の天井に、なぜか奈々の声が聞こえる。

「…。」

「澪ちゃん大丈夫?体調はどう?」

「奈々さん!?何で?」

「理桜ちゃんに連絡をもらったの。澪ちゃんはきっと湊斗くんに心配を掛けたくないだろからと」

図星の澪。
「すみません。確かに、今湊斗に知らせたくはないです。でも、奈々さんにご迷惑を掛けちゃって」

「何言ってるの。いつでも頼って」




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