恋愛(純愛)
完

- 作品番号
- 1608599
- 最終更新
- 2026/05/30
- 総文字数
- 1,857
- ページ数
- 5ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 196
- いいね数
- 3
――夏の終わり、きみは綺麗になった。
目次
この作品の感想ノート
永良サチ先生!
ずっと、大ファンでフォローさせていただきました。
青春の切なさとほろ苦さが胸に染み入る、非常に味わい深い素晴らしい物語でした。
蝉の声が消え去り、夏の終わりと共に訪れる静寂の中で展開される主人公・宗平の姿に、思わず深く感情移入してしまいます。👭✨
物語の魅力は、なんといっても宗平の報われない恋心が持つ「リアルな痛み」です。
幼稚園の頃からの幼なじみであるゆめこに対し、ずっと想いを寄せながらも「大切にしすぎて、触れることもできずに」関係性を壊すことを恐れて一歩を踏み出せなかった宗平。
その臆病さは決して情けないものではなく、誰かを大切に想うがゆえの純粋さそのものであり、胸が締め付けられます💜
また、久しぶりに会ったゆめこの描写のコントラストが秀逸でした。
かつてのツインテールで落ち着きがなかった幼なじみが、先輩との恋を経てミディアムボブの似合う女性らしい姿へと変貌を遂げていく様子は、宗平にとって嬉しさと寂しさが入り混さる残酷な現実です。
他の男に彼女が染まっていく姿を間近で見せつけられながらも、「好きな人が不幸よりはいいだろ」と自分の恋心を飲み込み、彼女の幸せを願う強さと優しさに涙が出そうになります。😭🌸
屋上のコンクリートの熱さ、アイスが溶けていくような気だるい暑さ、そして二学期の始まりが告げる季節の移り変わりなど、五感に訴えかけるような夏の情景描写も物語の切なさを何倍にも引き立てています☀️🍧
最終盤、ゆめこが去り際にかけた「そーへーて、きっと自分が思ってる以上にいい男だよ」という言葉は、報われなかった宗平の恋に対するせめてもの救いであり、最高の賛辞でした。自分の本当の気持ちを伝えられないまま、失恋という形で夏を終えた宗平。
しかし、最後の「その痛みが俺を少しだけ大人にさせた ―」という締めくくり通り、このほろ苦い経験こそが、彼を確実に成長させたのだと感じます。
眩しくて切ない、青春のひとコマを鮮やかに切り取った名作です📖
いい物語に出会わせてくださって、ありがとうございました💚
これからも応援しています!!
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