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そのうち読めるようになった頃に、みんなに考えてたこと伝えたら、
天咲ちゃんを守りたいって、みんなで意見固まったんだよ。
みんな境遇が似てるからね」
「そうだったんだ」
白「僕も、守りたいと思った。
天咲ちゃんが僕の能力を怖がらないでいてくれたし」

年下なのに、大人びた顔の彼が続ける。

白「決して綺麗な仕事じゃないけど、僕の能力は僕の好きな人達を守るために使いたい。
あの8人を、そして天咲ちゃんを守るためにね」

かっこいいでしょ?なんてあどけない表情をして笑う。

「強いね、篤志は」
白「強くはないよ。
でも守るものがあると人は強くなるって流星くんが言ってた」

私も、9人と同じくらい強くなりたい。
何か武器になるものを、ここで少しずつ探そう。

白「焦らなくていいからね」
「ありがとう、あとさ…」
白「ん?」

天咲って、呼び捨てで呼んでほしいな

言うのは恥ずかしいから強く念じた。

白「…分かったよ、天咲」
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