春の始まりに、もう一度君に会いに行く。
一瞬戸惑って固まってしまったが「いないよ」とすぐに返した。
そう答えると安心した表情を浮かべて「そっか」と呟いた。
「変なこと聞いてごめんね、また学校で」
そう言い残して田川君は去って行った。
なぜそんな質問をしてきたのかはわからないけれど、聞いてきたときの田川君はいつもの明るい表情ではなく、暗い表情をしていたのが引っかかっている。
日が落ちてきたので家に帰ると姉に呼び止められた。
「これバイト先でもらったんだけど、この映画この前観たやつだから優芽にあげる」と映画の券を二枚もらった。
「ありがとう、でも恋愛映画あまり興味ないんだよね」と呟くと「田川君と一緒に観てきなよ」とニヤニヤしながら言われた。
付き合ってもないのに恋愛映画見に行こうなんて誘っていいのかな。
気持ち悪がられるんじゃないかな。
断られていたらどうしよう。
不安な思いでいっぱいになっていると「あんた、断られたらどうしようとか考えてるんでしょ」と姉につつかれた。
何でお姉ちゃんはいつも私の考えてること見透かすんだろう。
「嫌いだったら夏祭りなんか誘わないだろうし、大丈夫だと思うから誘ってみなよ」
姉はそう言うけれど、まだ不安な気持ちが残っていた。
そう答えると安心した表情を浮かべて「そっか」と呟いた。
「変なこと聞いてごめんね、また学校で」
そう言い残して田川君は去って行った。
なぜそんな質問をしてきたのかはわからないけれど、聞いてきたときの田川君はいつもの明るい表情ではなく、暗い表情をしていたのが引っかかっている。
日が落ちてきたので家に帰ると姉に呼び止められた。
「これバイト先でもらったんだけど、この映画この前観たやつだから優芽にあげる」と映画の券を二枚もらった。
「ありがとう、でも恋愛映画あまり興味ないんだよね」と呟くと「田川君と一緒に観てきなよ」とニヤニヤしながら言われた。
付き合ってもないのに恋愛映画見に行こうなんて誘っていいのかな。
気持ち悪がられるんじゃないかな。
断られていたらどうしよう。
不安な思いでいっぱいになっていると「あんた、断られたらどうしようとか考えてるんでしょ」と姉につつかれた。
何でお姉ちゃんはいつも私の考えてること見透かすんだろう。
「嫌いだったら夏祭りなんか誘わないだろうし、大丈夫だと思うから誘ってみなよ」
姉はそう言うけれど、まだ不安な気持ちが残っていた。