妖の木漏れ日カフェ
次に目を開けた頃には、日が変わっていた。
「散歩してきますね」
まだ優れない体調、外の新鮮な空気を吸いたい。
「大丈夫か?」
「ちょっと、疲れただけです、ごめんなさい」
足が向かったのは、初めにハトリさんと会ったあの森で、静寂が広がっている。
雪が降っていて、真っ白な世界が目の前にあって、気を抜くとその白に飲み込まれそうな気がした。
「はあ」
息を吐くと白くなり、雪を掴もうとすると手の上で溶けていく。
しんしんと音も立てずに積もる雪を見ていると、一気に天候が悪化した。
冷たい風が頬を突き刺すように舞い、このまま立っていたら凍え死にそうになる。
走ってどこか隠れる場所を探そうとした時、山小屋が見えた。
「ここで、少しだけ……」
がらっと扉を開けると、中にはおばあさんの姿が1人いることが確認できた。
その人は声を出さずに私の姿をじっと見ている。
その姿に、得体の知れない恐怖がじわじわと心を侵食していく。
「あ、あの……雪が止むまで休ませてもらえませんか?」
「ああ…………いいよ」
「ありがとうございます」
そのお婆さんは、私の顔をジロリと見てニヤリと笑う。
……気持ち悪い……。
けれども、扉が吹雪でかたかたと音を立てていて風の強さを示しており、今外に出るのは危険すぎる。
出来るだけ近づかないようにと部屋の端で雪の待つのを待っていると、その人は口を開いた。
「散歩してきますね」
まだ優れない体調、外の新鮮な空気を吸いたい。
「大丈夫か?」
「ちょっと、疲れただけです、ごめんなさい」
足が向かったのは、初めにハトリさんと会ったあの森で、静寂が広がっている。
雪が降っていて、真っ白な世界が目の前にあって、気を抜くとその白に飲み込まれそうな気がした。
「はあ」
息を吐くと白くなり、雪を掴もうとすると手の上で溶けていく。
しんしんと音も立てずに積もる雪を見ていると、一気に天候が悪化した。
冷たい風が頬を突き刺すように舞い、このまま立っていたら凍え死にそうになる。
走ってどこか隠れる場所を探そうとした時、山小屋が見えた。
「ここで、少しだけ……」
がらっと扉を開けると、中にはおばあさんの姿が1人いることが確認できた。
その人は声を出さずに私の姿をじっと見ている。
その姿に、得体の知れない恐怖がじわじわと心を侵食していく。
「あ、あの……雪が止むまで休ませてもらえませんか?」
「ああ…………いいよ」
「ありがとうございます」
そのお婆さんは、私の顔をジロリと見てニヤリと笑う。
……気持ち悪い……。
けれども、扉が吹雪でかたかたと音を立てていて風の強さを示しており、今外に出るのは危険すぎる。
出来るだけ近づかないようにと部屋の端で雪の待つのを待っていると、その人は口を開いた。