ハーフな俺。前編(完結)
~~ルイside~~
リサが立ち去ってからも俺はリサに言われたことをずっと考えてた。
(あいつに俺の気持ちがわかってたまるかよっ)
そう頭では思っている。
俺は今まで一人で抱え込んで、その憎しみのみの感情だけで、ここまで生きてきたんだ。
今更、別の道があるなんて考えられない。
そんなこと認めれば、俺は壊れてしまうだろうから。
でも心のどこかで、あいつなら俺のこと分かってくれるのかも、とか
ここから抜け出したいって思っている俺がいる。
そんな矛盾に頭を抱え込む俺。
「ルイ。」
はっ、として、顔を上げた俺。
「あぁ、ゆきかぁ。」
そこにはゆきが立っていた。