年下皇帝の甘い誘惑
「ルシッカではどうなの?友達と頻繁に、飲みに行ったりする?」

「するよ。毎日お酒飲むから。」

さすがだね、ルシッカの人達。

「でも。パウリは涼花の事、友達だと思ってないよ。」

「えっ?」

するとレーナは他の人に呼ばれ、行ってしまった。


パウリが私を、友達以上に思っている?

そんな事はないと……とは言えない。

人の気持ちを分かる程、私はすごい人でもない。

本当のところ、パウリは私を、どう思っているんだろう。


そんな事を考えていたら、もう夜になってしまった。

「ふぅー。」

お皿を洗って、片付けている時に、パウリが私の側にやってきた。

「涼花。その辺にして、街へ行こう。」

「パウリ……」

断ろうとしても、片付けが終わってしまったから、理由がない。
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