君の笑顔
しばらく沈黙が続いた。

わざわざしゃべらなくてもいい雰囲気だった。

なんとなく、黙っててもお互いが何考えてるかわかったんだ。


「メール届いた?」

赤信号でじっと待っている松田が口を開いた。

「届いたよ。ありがとう」

あっ!しまった!

保護することに必死で返事返してない…なんで今気付くんだよ〜…

「ごめんね!昨日返せなくって…」

「いいよ。0時にちゃんと届いてたんだね。安心した!」
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