君の笑顔
一日中みっちり勉強。

みんなは意見交換とかメモとかに忙しいそうだけど、私はドキドキを押さえるのに忙しい。


「あっ、その本貸して!」


時々松田が私の近くにある本をとるために手を伸ばす。

すらっとした長い手。

目の前にスッと延びてくる。

あー…かぶりつきたい…ってなに考えてるんだ、私!

コラコラ…
< 258 / 289 >

この作品をシェア

pagetop