ロミオとジュリエットは犬猿の仲
「澪、やっぱりさっきの見てたんだ・・・?」


「え!なになに~?日代君妬いてるの~?」


彩がまたからかう様に言った。


「だ!誰が妬くかよ!」


「まぁ、そりゃ妬くよね?
相手はモデルだし、本名ロミオだし・・・
澪には到底及ばないというか・・・」


「お前な・・・!」


「梨恵・・・
そういうことじゃ、なくてさ・・・」


ポンと彩が私の肩に手を置いて、
何故か憐れむように言った。


「え?なにが?」


「ホントにも~!梨恵ってば~!」


「え?なに?なに?」


私は彩の言動の意味が分からずにオロオロしてしまった。


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