キミと、光の彼方へ。
「私こそごめん」

「なんで珠汐奈が謝るの?謝んなきゃならないのはアタシだよ。ホントごめん。ごめんね、珠汐奈!どうか嫌いにだけはならないで」

「ならないよ。大丈夫...」


泣いて謝る砂良を抱きしめ、宥めようと努力する。

こんな風にさせたのも私だ。

全部私が悪い。

自分で自分の首を絞めてる。

分かってる。

分かってる。

分かってる...!

分かってる...。

でも、なぜか、

私は...人を悲しませることしか出来ない。

側にいる人を泣かせることしか出来ない。

それなのに私は誰かの温もりを探してしまう。

弱虫なくせに、自己中で強欲でどうしようもない。

やっぱりそんな自分が...嫌い。

自分が憎くて嫌いでたまらなくて、

誰かを想うほど誰かを傷つけてしまう。

もう1人になりたい。

とりあえず1人になりたい。

でも、そんな時に限って...

私は1人にしてもらえない。

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