僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

「明梨んの笑顔が見られればいいやなんて、
 天使みたいなこと本気で思って。
 みやちゃんとくっつくように協力したけど……」


 けど。なんだよ?



「しんどい……
 めちゃくちゃ……苦しい……
 みやちゃんと明梨んが……
 見つめ合ってるのとか……
 見ちゃうと……」



 そりゃ、辛いよな。

 だって明梨ちゃんは
 アミュレットの専属司会者。



 毎週土曜日の
 アミュレットライブで会うわけだし。

 
 ライブ終わりとか。

 初々しいラブラブカップルか?って程、
 デレデレしてるもんな。あの二人。



 特に、雅の奴。

 骨、溶けてんじゃねえの?って
 何度突っ込んだかわかんねえくらい
 体をくねらせて。


 ゆるトロ笑顔で。幸せ満開で。




 春だって
 そんなの見たくねえよな?


 俺だったら我慢できねえし。

 大好きな瞳が
 俺以外を愛おしそうに見つめるなんてさ。
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