僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

 あ、そっかぁ。

 こういう時のために
 番犬の隣に、僕がいるんだ。



 自分の存在価値に気づいて
 僕の口角も、自然と上がる。



「マネージャー。
 女怪人の衣装、似合いすぎだね!」



「春輝、恥ずかしいこと言わないでよ。
 でも、ステージに立つからには……
 100%で臨みたいし……」



 いつも上から目線の
 女魔王みたいなマネージャーが、
 顔を赤らめて照れている。


 そのマネージャーを見たマー君は、
 今、絶対、心の中がキュン死状態。



 だからマー君。

 そんなに顔を真っ赤にしたら
 バレちゃうからね。

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