僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
マー君、大丈夫?
息してる? 心臓動いてる?
瞬間冷凍でも、されちゃった?
そう心配になるほど
僕の隣に座る番犬は、固まっている。
真っ黒なアイラインで
これでもかというほど、目を吊り上げ。
アイシャドーは、色っぽく艶めく紫色。
真っ赤な口紅をベタベタに塗り重ねた
蓮見マネジャーを見つめたまま。
わかるよ。
マネージャーが、いつも以上に綺麗で。
男を惑わす人食い花のフェロモンが
あふれ出ているってことは、僕にもわかるけど……
そろそろ動き出さないと
本人にバレちゃうよ。
マー君がマネージャーのことを
実は大好きで、たまらないって。