僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

 異性に抱きしめられるなんて
 人生で初めてのことで。

 ドキドキが一気に加速していく。



 強く抱きしられたまま、
 春輝くんの手の平が、
 私の頭を
 優しく撫でてくれているけれど。



 倒れそう……

 幸せすぎて、キュン死しそう……




 ひょえ!!
 ひょえぇぇぇぇぇ!!



「は……春輝くん!!」



「みゅうみゅう。
 頭ナデナデ、気持ちいい?」



 そんな呑気なことを
 言っている場合じゃないよ!!


 
「私たち、睨まれてるの!!」



「誰に?」



「ステージの上のマトイ君に!!
 睨み殺されそうなの!! 
 目が怖すぎなの!!」
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