僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

「私……
 ひざ枕は……恥ずかしいから……」


「ご褒美なんだよ。
 みゅうみゅうが、
 徹夜で台本を作ってくれたご褒美」



 そんなこと……言われても……



「僕からのご褒美、
 嬉しくないの?」



 う……嬉しいよ。 
 すごく嬉しいよ。


 こんな美男子のひざ枕なんて
 これを逃したら一生ないとも思うよ。



 でも。
 ダメダメ。絶対にダメ。
 


 こんな贅沢なご褒美を
 1度でも味わっちゃったら、
 また期待しちゃうもん。



 春輝くんのことが
 大好きになりすぎて、
 私がストーカーっぽくなっちゃうかも
 しれないでしょ?



 地味で。
 教室ではボッチで。陰キャラで。

 そんな私にストーカなんてされたら
 背後霊にとりつかれちゃうくらい
 怖いでしょ?
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