意地悪執事はお嬢様を独占したい
……どこに行ったんだ?
どんどん下に降りるが、千結様はどこにもいなかった。
……っ、嫌な予感がする。
怪我してるかもしれないと思いさっきより走るスピードを上げた。
「千結様ー!!どこですかー!!」
叫んでも返答はない。てことはこの近くにはいないってことか。
ハンカチを落としたなら来た道のところを千結様は辿ったはず。
もう少し先に行ってみることにした。
走ってると、ズルっと少し足を滑らせた。
……っと、危ね。
足元を見ると、下は急斜面。高いわけではないが、落ちたら少しは怪我する。