意地悪執事はお嬢様を独占したい
ハンカチを落としたって、別にそこまでして取りに行くものじゃない。
「千結、ハンカチ落としたって気づいてすっごく焦ってたんですよ。大事なものなのかも」
と七海様が言った。
それでずっと探してるってことだよな?ここの山危ないのに。
帰ってこないってことは、もしかして何かあった……?
「…っ、俺探してきます」
「え、一条さん!?!?」
千結様に何かあったと思うと気が気じゃなくて気づいたら走り始めていた。
七海様の声が聞こえたが、それを無視して下る。