意地悪執事はお嬢様を独占したい
「千結様、今日はお疲れでしょうし濡れて風邪ひいてしまっても困るので今日はお休みしてください。」
車に乗りましょう、と一条に言われ立ち上がった。
そのまま家につきお風呂に入ってからそそくさと部屋のベッドに滑り込む。
……っ、好きですって。
改めて告白されたような気がして少し嬉しくなる。
こんなに人を好きになったのは初めてだ。
一条のことを考えただけでも胸がきゅぅぅっと締め付けられる。
一条、好きです。
そう言ったらあなたはどんな顔をするのかな――――?