意地悪執事はお嬢様を独占したい
「千結はもう俺のでしょ?これから先もずっと俺のそばにいるんだよ。離さないから」
そう耳元で囁かれ心臓が暴れ出す。
――――――この執事はほんとに意地悪で独占欲が強すぎる。
そしてこれはきっと、
「俺しか考えられなくしてあげる」
こうやってずっと、一生甘やかされるんだろうか。
そんなこと言われなくても─────
「…私はもう、ずっと朔夜じゃなきゃダメだよ」
〖 Fin. 〗