麗羅の青春期~10代編~義務教育

中学1年の秋③S君と弾き語り

文化祭終え、スパワから家に帰ってきた直後

兄{本間にしてないん?
麗羅{はっ?何が?

兄{その、あれや、
麗羅{しそうで(笑)しいひんかったわ先生に見つかったから(笑)

兄{おっ、おまえら…
麗羅{それより、お兄は?

兄{はっ?なんでそんなん言わなあかんねん

麗羅{お兄がきいてきたからやんか。

って。言うたら
兄{もういいわ、この話はお開き、1つ気になるんやけど、お前、本間に何も無かったか?
風呂で、Yから聞いたんやけど、何かゆすられとるんと違うか?何か、そんな感じにみえたって、言われて

麗羅{何もないよ…考えすぎちゃうか?
ただそいつがつきまとってくるのはあるけど、
S君らが居てくれるから大丈夫、
のりこえるから。

って、いうて、
そうか~ってなりました。

やっぱり兄には、事細かには話せない。そこまで昔の事件も知らない。身内やから、男やからあまり知られたくない事。母は、調書を読んで知っているけど

あるよね~。(笑)秘密にしたいことぐらい。

そうして、次の日
朝が来て、一応、授業(笑)受けて、下校時が楽しみです。

S君とラブラブしたい。(笑)

その日は、音楽の話をしていた。
一応ギター弾けるよとの事で

音楽室に行った。鍵開けて楽器を物色(笑)
机の上に座って(笑)
対面で、
S君{なんかリクエストは?

麗羅{じゃあ、KinKiの曲て、
いうたら、

よっしゃ!って言うて歌ってくれた。

カッコよすぎ。
じ~んってきて泣いた。

泣いて涙ごしごししてたら
涙にキスされた。

頭ポンポンしてくれて
ぎゅ~って抱き合って

S君{最近2人になれてなかったから
2人の時間。

って、言われたら、カップルなら
そうなっちゃうじゃん(笑)

絡めたキス。から~の
下に行くはずが、
ガチャリっ

2人ため息ブルース(笑)

T君{やっぱりここやったんか

頭おさえながら(笑)
S君{なんで解ったん?

T君{下駄箱見たのと皆からの目撃証言(笑)

S君{お前わかってるやんな?話したやんって
言うて、
片付けだしたから

麗羅{なにを話したん?
S君{修学旅行の時に麗羅とそうなりたいって話、と最近2人になれてないし(ボソリ)

麗羅{それは(ちょい照れ)…焦らずに
S君{風呂でもさ、散々Y先輩とかに聞かれたり、でも、麗羅の兄の前やし言うのは違うし(笑)

麗羅{仕方ないゃん(笑)ってか、兄も
少しその事も聞いてきたわ
っていうたら

ってなった時、ちょうど壁で
T君が視界になった時

その瞬間、腕ひっぱて
不意にキス。

素知らぬ顔して門まででる。

S君の照れ、ドキドキで
T君にばれちゃった。
解りやすい…

T君{何かしたやろ?(笑)

麗羅{まぁ、ご想像通りです。(笑)ってか、
そういう事はもぅえぇやん。
やりたい時にやりたいし、S君とうちの問題やから(笑)って
言うたら

ちぇって拗ねぎみ(笑)

府営に行くと
案の定、Y先輩。

手を振ってきた。
着替えてくる~ってS君言うて
トボトボ上に上がっていった
また、一人で4人とトーク中。
Y先輩、T君、T先輩、T村先輩。

そういえばな、またアイツ現れたぞ。って

麗羅{えっ?アイツ?ってゴリY

Y先輩{アイツに何かやられる様なことしたん?
何か、あいつが見せようとした時、
近づくなっていうてたお前が近づいて行ったからな。なんで、付きまとうねんって
いうても、頑なに喋らんかったから
もぅ、返したけど。

言うていいか、言うたらダメか
解らない。言うたら、話が回ってしまう可能性がある。でも、言わないまま、
嫌がらせがまた、発動されてしまったら
どうなるんやろ?

そんな葛藤の中、S君は戻ってきた。

S君は知っている。だけど、
周りには言うてない。
心の中で止めてくれている。

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