暗闇の先に…
「お待たせ〜」
そう言いながら走ってきた穂乃華とツッチー
「んじゃ、入ろっか」
夕方までカラオケで過ごし、それからファミリーレストランで夕食を食べる
頼んだ料理を食べてるとマナーモードにしていた携帯が鳴った
画面に表示されてる文字で固まった
『義父』
ブーブーブー…
「彩夢?携帯鳴ってるよ?出なくて良いの?」
様子が一変した私を心配そうに覗き込む穂乃華
「あ。いーのいーの、親だから。昨日、ちょっと喧嘩してさぁ…ハハハ」
「そういや如月、何か今日 元気なかったもんな。大丈夫か?」
「何かあったら相談に乗るからね?」
「…うん!ありがとう」
家にまだ帰りたくない私の為に、二人は夜遅くまで付き合ってくれた