子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
「素麺、どうぞ」

私はテーブルに素麺とつゆを出した。
「のりと薬味はお好みで・・・」

「ありがとう・・・」

「・・・ハウスキーピングの仕事は辞めて、俺の部屋のハウスキーパーになる気はない?」


「えっ?」

寝耳に水のような話で、驚きしかなかった。

「・・・時間給で、俺が直接に君に給料を払う・・・」

「社長の部屋って・・・」

「最上階のプライベートルームだ・・・あそこが俺の住処だ」

「・・・」

「黒沼に掃除させてたんだけど・・・黒沼も忙しい男だから・・・最近はサボってばかりで・・・」

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