今日もキミのとなりにいたい
「手伝ってくださって、ありがとうございます」


「どういたしまして!じゃ、俺仕事あるから行くわ!もう落とさないようにな?」


先輩は白い歯を見せてニカッと笑うと、早足で行ってしまった。

私は拾った資料をぎゅっと握りしめて、先輩の背中が見えなくなるまでその場に立ち尽くした。
< 12 / 32 >

この作品をシェア

pagetop