極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
柴乃ちゃんによると、昨夜は吉田さんにも急用が入ってしまい、彼も待ち合わせ場所には来られなかったらしい。それを柴乃ちゃんに連絡したものの繋がらず、私まで伝わらなかった。
つまり、私も吉田さんもふたりとも昨夜は待ち合わせの時間にあの場所へ行けなかった。
「ふたりにお互いの連絡先を教えなかった私が悪いよね」
「ううん。しっかり聞かなかった私も悪いから」
とりあえず、一方的に私が約束を破ってしまったわけじゃないと分かって少しだけホッとした。
「お詫びに奢るから、どこかでお昼食べよう」
「えっ、いいよ。そこまでしてくれなくて」
「ううん、奢らせて。いつものカフェ行こう」
そう言って、柴乃ちゃんは私の手をぎゅっと握る。
「あのお店そろそろ混み始めるから早く行かないと……って、あれ? 桃子、その首の赤いのどうしたの? 虫にでも刺された?」
「え?」
つまり、私も吉田さんもふたりとも昨夜は待ち合わせの時間にあの場所へ行けなかった。
「ふたりにお互いの連絡先を教えなかった私が悪いよね」
「ううん。しっかり聞かなかった私も悪いから」
とりあえず、一方的に私が約束を破ってしまったわけじゃないと分かって少しだけホッとした。
「お詫びに奢るから、どこかでお昼食べよう」
「えっ、いいよ。そこまでしてくれなくて」
「ううん、奢らせて。いつものカフェ行こう」
そう言って、柴乃ちゃんは私の手をぎゅっと握る。
「あのお店そろそろ混み始めるから早く行かないと……って、あれ? 桃子、その首の赤いのどうしたの? 虫にでも刺された?」
「え?」