極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました



ランチのあとは柴乃ちゃんに誘われて映画館へと向かった。

ちょうど今日が、彼女が気になっていた恋愛映画の上映初日だったらしい。

内容は、人気少女漫画が原作の高校生同士の恋愛を描いたもの。どちらかというとコメディ寄りで、たまに笑いが起きていた。でも、後半はしっとりと切ないシーンもあり、隣の席の柴乃ちゃんや周りの女性たちはハンカチ片手に号泣していた。

一方、私はというとショックを受けていた。

映画とはいえ、高校生ですらあんなにしっかりと恋愛をしているのに、私は二十六にもなって、どうやって人を好きになって、恋愛を始めるのかさえ分からない。

そんな自分が恥ずかしく思えた。
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