極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
仕事関係の同行だとしたら、服装は何でもいいと言っていたけれど、きちんとした服装がいいはずだ。ここは無難に仕事で着ているものと同じにしよう。

行先などは詳しく教えてもらえなかったけれど、それも明日になれば分かるはず……。


「……明日?」


ふと気が付き、スケジュール帳で明日の日付を確認した。


「誕生日だ……」


明日で自分がいったい何歳になるのかさえすぐに思い浮かばないほど、毎年それほど誕生日を意識しているわけではないので、前日の今日まですっかり忘れていた。

誕生日が仕事になってしまいそうだけど、特に予定も入っていないから問題ない。

パタンとスケジュール帳を閉じると、私も今日の仕事にとりかかる。

まずは千紘社長が会議に出席している間、御子柴設計事務所へ持っていくための手土産を百貨店へと買いに出掛けることにした。


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