極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
「景子ちゃんの彼は政治家の息子さんで、景子ちゃんとの関係をご両親にずっと反対されていたみたい。景子ちゃんのお腹に子供がいると分かったときも結婚を認めてもらえなくて、彼は両親とは縁を切る覚悟もしていたそうよ。だけど、景子ちゃんの性格を考えると、きっと彼の将来を思って自ら身を引いたのね。そして、あなたを一人で生んだ」
……母は、不倫をしていたわけじゃなかったんだ。
身体の力が一気に抜けていく。言葉が出てこない。ずっと自分は、母が不倫をした末にできてしまった子供だと思っていた。でも、そうじゃなかった。
「笹崎さん、大丈夫?」
隣から千紘社長の声がした。私の腰にそっと手を添えて、心配そうに顔を覗き込んでくる。
「大丈夫です」
今はどんな表情も作れず、そう答えるのが精一杯だった。
……母は、不倫をしていたわけじゃなかったんだ。
身体の力が一気に抜けていく。言葉が出てこない。ずっと自分は、母が不倫をした末にできてしまった子供だと思っていた。でも、そうじゃなかった。
「笹崎さん、大丈夫?」
隣から千紘社長の声がした。私の腰にそっと手を添えて、心配そうに顔を覗き込んでくる。
「大丈夫です」
今はどんな表情も作れず、そう答えるのが精一杯だった。