秘密事項:同僚と勢いで結婚した
ベッド上で愛して

千智side



緊張するなって言う方がおかしい。



葉山とシたいってずっと思ってた。
けどタイミングも掴めないまま、ずるずるとここまできて。


結婚しておいてこんなこと言うのも変だけど、カラダ目当てなんて絶対に思って欲しくなかった。


だから大事に大事にしてきて、この間の葉山の誕生日でようやく夫婦らしい関係になれた。


(『そろそろ…?』って思ってはいたけど…!)


赤面した状態で近くの薬局に来ている俺は、夜に備えて数年ぶりに避妊具をカゴに入れた。カモフラージュとして御用達のシャンプー、コンディショナー、洗顔。あとは気が向いたから入浴剤も入れてレジへと並ぶ。


常にズボンの中で熱を持っている自分の欲望を情けなく思いながら『ひたすら優しく愛そう』と心に決めつつ、お金を支払った。


すぐに終わらないように一回抜いた。
爪は切ったし、ゴムも買った。


準備は一通り終えた…とは思うんだけど…。


(……心臓痛い〜…)


『大好きな人を抱くこと』がこんなにも幸せに感じるのか。


それに対してかなり驚いている自分に笑えた。


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