不器用な2人の初恋
あぁ。痛い。






なんで私がこんな目に合わなければいけないんだろう。



理由はわかっているつもりだ。

だけど、私にこんな事をしてどうなると言うのだろうか。














事の発端は2ヶ月前。

私たちの教室にとある有名人が来た。

モテ男子の如月くん。

見た目は、何も言うことがないほどのイケメンだし、あとから聞いた栞情報だと頭もいいプラスで、次期サッカー部のエースとまで言われているそうだ。

そんな彼が呼び出したのは私で、クラスに大半残っていつのにも関わらず公開告白をしてきた。

「一ノ瀬さん!

話した事はないですがあなたが好きです。」




は?




教室がざわめき始めた。


隣にいる栞もいつもは、冷静沈着だが今は少しマヌケ名表情をしていた。

けど、私は、




「ごめんなさい。私は、あなたのことは好きにはなれない。だからお断りさせてください」
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