異能者達の宴~夢の競演特別編~
あの少年によって傷つけられ、ボロボロになりながらも、修内太は少年を庇う。
「あいつは…哲平は俺のクラスメイト…仲間なんだ…今は異形者の奴に何かされて操られているだけで…本当は悪い奴じゃないんだ」
「……」
修内太は人の本質を見抜く事に長けた少年だと、私は評価している。
故に、魔女であっても四門メグとは友好的だし、私や紅と初対面の時も敵対するような事はなかった。
その修内太が、彼は悪ではないというのだ。
その言葉に間違いはないのだろう。
しかし。
少年…哲平は暗示や催眠術の類にかかっている様子はない。
にもかかわらず。
「!」
私や紅に対して火球を放ち、攻撃を仕掛けてくる!
「厄介だな」
火球を回避しながら紅が言う。
「あれ程の攻撃を仕掛けてくる相手を、仲間だから殺すなだと?小僧も無理難題を言ってくれる」
「あいつは…哲平は俺のクラスメイト…仲間なんだ…今は異形者の奴に何かされて操られているだけで…本当は悪い奴じゃないんだ」
「……」
修内太は人の本質を見抜く事に長けた少年だと、私は評価している。
故に、魔女であっても四門メグとは友好的だし、私や紅と初対面の時も敵対するような事はなかった。
その修内太が、彼は悪ではないというのだ。
その言葉に間違いはないのだろう。
しかし。
少年…哲平は暗示や催眠術の類にかかっている様子はない。
にもかかわらず。
「!」
私や紅に対して火球を放ち、攻撃を仕掛けてくる!
「厄介だな」
火球を回避しながら紅が言う。
「あれ程の攻撃を仕掛けてくる相手を、仲間だから殺すなだと?小僧も無理難題を言ってくれる」