俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
苦笑いがでる中、麗華さんはギアが入ってしまったのか、高笑い込みでどんどん一方的に話し掛けてくる。
「どういう感じの方ですか?…ほら、この会場にそっくりな人いませんか?ね?ね?」
「え…えと」
と、戸惑いながらも会場内を見回してしまう。
俺も何を乗せられているんだか…。
「伶士さんだったら、ほら、道玄坂に46人いるような清純派グループみたいなのがお好きかしら?」
「い、いや、見た目にはこだわってませんよ」
と、麗華さんの相手をしながらも、漠然と会場内の人混みに目をやる。
だが、その時。
まさかの姿が視界に入り込んできた。
(あ……え?)
その姿を目にした途端。
全身に電気が走ったようにビリッとして、体がビクッと震えた。
…えっ?えっ?!
今…いたよな?
普段とは違って、髪もセットしていてパーティードレスなんて着ていたから、一瞬戸惑ったけど。
俺がヤツを間違えるはずはない。そこは自信持って言える。
その姿を目で追う。
必死に、逃さないように。
(まさか…)