俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~

えっ!…祖母がフィリピン人?!

…竜堂、クォーターなのか!



『い、いや、全然恥ずかしくありません。で、でも!この条件が明るみになったから、なずの親父さんだってあんな状態になっても、なずと従者契約することが出来たんだから…』



…今、思えば。

この話を聞いて、なずながフィリピン人のハーフであることが推察出来てもおかしくなかったんだけど。

俺ってば、そこら辺は聞き流してうっかり…。

なぜ、フィリピン人。




…と、いう、長い話だった。






(………)



そんな話を思い出し、斜め向かいにいる竜堂の顔をチラッと見る。

相変わらずキラキラしてんな。

…ではなく。



こいつだって…自分にしか出来ないことは何か、それを考えて、苦しんだ。

そして、奇跡を起こした。

…奇跡っていとも簡単に起きるの?

持ってるヤツは持ってるもんだ。



ま、俺には縁遠い話だろう。

なずなの代わりに戦うなんて、無理だ。

あいつ、強すぎだし。



でも…何かしてやりたいってのは、あるよ。

だから、いろいろ首突っ込んでみたりするんだ。

なのに、関係ない言われてさ。グサッと傷付いたぞ。

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