俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~

しかし、誰でもいいから、女の子とただお酒を愉しく飲みたいおじさんは、なかなか自分を指名してくれず。

ムキになっているうちに、おじさんに恋をしてしまっていたようだ。

そうして、猛アプローチの末、恋仲となったのだけど。

日本国籍が欲しかったメアリは、おじさんとの間に子供を作ってしまう。

そして、二人はできちゃった結婚をし、なずなが生まれた。

この瞬間を機に、おじさんは女好きから娘命となった。

もう、親バカ過ぎて『うちのなずなは、世界で一番可愛い!』と豪語して歩いていたらしい。



そして、おじさんは、自由奔放で懐が広い。



子煩悩になったとはいえ、夜の街をブラついたり、友達と飲むのは変わらず。

紋別での依頼に巻き込まれた少年を、突然連れてきて家族にしちゃったり…菩提さんのことか。

幼い娘がいるにも関わらず、妻がホステス復帰をしたいと希望すると、二つ返事で『いーよいーよ!』とあっさり承諾してしまう。

妻がお店に出勤する時は、依頼にはいつもなずなと菩提さんを連れてきていたようだった。


< 38 / 528 >

この作品をシェア

pagetop