俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
別に騒いだって何したっていい。
壊れたら金払って修理すればいいんだし。
それに…。
「っつーか、制服で何リモ乗っとるんじゃわっち…ヤローどもに至っては、ジャージだろがい!」
「わぁー。むー現実見たな?」
「こんなことなら最近買ったセクシーワンピ着てくりゃよかった…うぉぉぉ」
「車内滞在時間数分だろ。ほんの数分のために何の努力だよ」
「セレブだけど伶士だってジャージで乗ってんじゃねえかよ!」
「むー!セクシーワンピって何だ!エロいのか!」
恐縮されるよかはマシかな、と思う。
最初はみんなドン引きでヒヤヒヤしたけど。
そうそう。
イジってくれて、笑い話のネタにでもなってくれ。
その方が、楽しい…。
川村、セクシーワンピって何だ。
ワケのわからないちょっとしたバカ騒ぎに、苦笑いでも笑みを浮かべてしまう。
こういうのも、悪くない。
悪くはない…。
「…え?まさか、あの物々しいデカい門が伶士んち?!」
「車、向かってる!向かってるぞ!おおぉぉ!」
「…うぉぉぉっ!車近付くと自動で開いた!デカい門、開いたあぁぁっ!」
う、うるせえな。